虫歯や歯肉炎、歯周病などにより、痛みが出たり不調を感じてから歯科医院に訪れていませんでしたか? 実は痛みを感じて歯科医院を訪れたときには、すでに重症という場合がほとんどであり、一度削った歯は元には戻りません。 歯は治すものではなく守るものです。定期健診を受け、疾患につながる原因の早期発見・早期対策を実践し、健康を維持しましょう。
歯は治すものではなく守るものです
お口の2大トラブル「虫歯」や「歯周病」も、お口の中のプラーク(歯垢)や歯石に含まれる細菌による感染症です。 「毎日歯磨きしているのに虫歯になった」という方もいらっしゃると思いますが、それはセルフケアだけなのでお口の汚れがしっかり落とせていないのです。 実は痛みを感じてからの受診はすでに重症という場合がほとんどであり、一度削った歯は元には戻りません。 よねやま歯科では、お口の健康が損なわれないように、定期健診・メンテナンスによる予防処置に力を入れております。
当院の予防歯科治療内容
定期健診
担当の歯科衛生士が定期的にお口の中をチェックします。 みがき残しがある場所や初期段階の虫歯や歯周病の有無を確認し、早期発見・早期治療につなげます。
フッ素塗布
フッ素には、歯の再石灰化を促し、歯質を強化するはたらきが期待できます。また、細菌の活動を抑制するはたらきもありますので、虫歯予防には定期的なフッ素塗布がおすすめです。
PMTC
PMTCとは「Professional Mechanical Tooth Cleaning」を略したもので、「専用の機械を用いて歯科衛生士や歯科医師による歯のクリーニング」を指します。 専用の機械とフッ素入りペーストを使用し虫歯や歯周病の原因である「バイオフィルム(バイ菌のかたまり)」を除去していきます。 PMTCをすることで、むし歯の予防効果が70倍になります。治療に痛みは伴いませんので、どうぞリラックスしてお受け下さい。
ブラッシング指導
「磨いている」と「磨けている」とは違います。正しいブラッシング方法を知っていただくことで、磨き残しによる虫歯・歯周病を防ぎます。 また、患者様が普段お家で使用されている歯ブラシを見せていただきます。そして、歯科衛生士が患者様のお口に合った清掃道具 (歯ブラシ・フロス・歯間ブラシサイズ)をご提案させていただきます。定期検診の時は、必ず普段お使いの歯ブラシをお持ち下さいませ。 患者様の生活スタイルや歯磨きにかけられる時間などをヒヤリングし、歯ブラシなどをご提案させていただきます。
キシリトールガムで歯を守る
砂糖に含まれる糖分は虫歯菌のエサで、虫歯菌が出す「酸」が歯を溶かします。虫歯予防のためには糖分を含む甘い物を控えることがおすすめですが、 それではおやつが味気なくなくなってしまいます。そこでおすすめなのがキシリトールなどの糖分を含まない甘味料です。キシリトールガムを噛むと、 唾液の分泌につながり、お口の汚れを洗い流し、再石灰化を促します。虫歯予防のために、甘い物が食べたくなったときは、 キシリトール入りのおやつを取り入れてみることをご提案します。
当院の定期健診について
定期検診において、「舌圧測定」「口腔内水分測定」「咀嚼機能検査」を定期的に行い、口腔機能低下症を予防していきます。
舌圧測定
よねやま歯科では、舌圧測定器を導入しており、舌圧の検査をおこなっています。舌圧の低下は誤嚥のリスクを上げてしまいます。 検査は保険範囲内で受けることができますので、気になる方はどうぞお気軽にご相談ください。
口腔内水分測定
お口の中の水分量が少ないと「口臭」「食べ物が飲み込むにくい」「虫歯になりやすい」などの原因の1つとして考えられます。お口の粘膜に含まれる水分量を2秒で測定します。
咀嚼機能検査
咀嚼機能検査は、咀嚼力を測定するものです。グルコース含有グミ「グルコラム」を約20秒間咀嚼し、 そして得られたろ液を「グルコセンサーGSⅡ」を用いて分解状態を解析し、咀嚼能力を6秒間で数値化します。咀嚼運動でどのくらいの効率で噛めているかを見える化することが可能です。 口腔機能低下症の診断基準項目の一つの検査ですが、その結果を把握して原因に対する対応を考えていくことが重要です。
当院は「かかりつけ歯科医療機能
強化型歯科診療所(か強診)」です
厚生労働省が定める「かかりつけ歯科機能強化型診療所」(以下「かかりつけ歯科医院」)に認定されました。 これは現在から将来的に虫歯や歯周病をはじめとする様々な歯科疾患の重症化を予防する目的で、2016年に新設された制度です。 この「かかりつけ歯科医院」の認定を受け、当院に通われる患者さまの重症化を予防するため、長期的な医療管理メンテナンスのご提供が可能となりました。 ※時には患者さま個々の症状に応じ、各医療機関や支援センター等と連携し、地域全体で歯科医療を提供できます。
かかりつけ歯科医院に認定されるには
かかりつけ歯科医院は2021年現在、全国の歯科診療所の10%にも満たず、 どのクリニックでも認定されるわけではありません。 以下の条件が必要となります。
- 歯科外来診療の安全対策に係る研修を受けている
- 常勤の歯科医師が在籍している
- 予防やメンテナンスができる常勤の歯科衛生士が勤務している
- 緊急時に対応できる設備・器具(AED・救急蘇生薬剤など)・体制が用意されている
- 訪問歯科や歯周炎のメンテナンスなどの維持管理を継続的に行ってきた経験がある
- 高齢者の口腔機能管理に係る研修を受けている常勤の歯科医師がいる
- 在宅医療を行う医科や緊急時の連携している介護、福祉関係者、保険医療機関がある
- 滅菌、感染防止に必要な設備を整えている
- クリニックの敷地内が禁煙となっている
患者さんにとってのメリット
- 今までよりも患者様の状態やご希望に沿った治療を、保険の適用範囲内で受けられます。
- 予防歯科におけるPMTC(歯のクリーニング)が毎月保険適用で受けられます。
- これまで、初期段階の虫歯「脱灰」の処置としてフッ素塗布を行う際には、3ヶ月以上の期間を空けなければ保険請求ができませんでした。 しかし平成28年度の「か強診」の改訂から、フッ素塗布が毎月保険請求できるようになりました。
- 歯周病の管理でも、毎月保険請求できるようになりました。
- 在宅の患者様に対する口腔ケア、口腔リハビリテーションの指導管理にも保険請求ができるようになりました。
歯科外来環境体制加算
(歯科外来環)に認定
よねやま歯科医院は、厚生労働省が定める「歯科外来環境体制加算」(以下「外来環」)に認定されました。 外来環は全国の歯科医院の約一割しか認められていない制度です。
外来環(がいらいかん)とは
かかりつけ歯科医院は2021年現在、全国の歯科診療所の10%にも満たず、 どのクリニックでも認定されるわけではありません。 以下の条件が必要となります。
- 歯科外来診療の安全対策に係る研修を受けている
- 常勤の歯科医師が在籍している
- 予防やメンテナンスができる常勤の歯科衛生士が勤務している
- 緊急時に対応できる設備・器具(AED・救急蘇生薬剤など)・体制が用意されている
- 訪問歯科や歯周炎のメンテナンスなどの維持管理を継続的に行ってきた経験がある
- 高齢者の口腔機能管理に係る研修を受けている常勤の歯科医師がいる
- 在宅医療を行う医科や緊急時の連携している介護、福祉関係者、保険医療機関がある
- 滅菌、感染防止に必要な設備を整えている
- クリニックの敷地内が禁煙となっている
AED
生体情報モニター
酸素ボンベ
酸素マスク
歯科用洗浄・滅菌処理
口腔外バキューム