小児歯科

一生涯、健康な歯で生活を送るためには、こどもの頃から歯を大切にしていくことが重要です。 そのためにもお子様に「歯医者は痛くて怖いところ」というイメージを持たれないためにも、まずは練習から始め、 楽しく通っていただけるようお子様・親御様をサポートしながら進めます。

保護者の方へのお願い
(※ご一読お願いいたします)

治療までの一連の流れを楽しみながら、無理なく進めていきます。

最初は、治療までの一連の流れを楽しみながら、無理なく進めていきます。

診察室に入り

チェアにさわる

チェアに座れる

チェアをたおす

お口を開ける

電気をつける

お子様が予防処置を受け入れられるまで何回か通院していただき、
トレーニングから入っていきます。

チェアに座ることができるようになったら大きく口を開ける動きを、その次は口を開けながら安全に治療を受ける練習をするというように、 一連の流れについて コミュニケーションをとりながら、無理なく進めていきます。

治療器具に興味のあるお子さんにはどういう時に使うか、治療内容が気になるお子さんには、 治療を行うとこの先どうなるかなど説明したりもします。 何気ないコミュニケーションを取ってお子さんと仲良くなり、「怖い」「嫌い」といったイメージをなくし、 「不安」を払拭してから治療に臨んでいます。

           

「お口ぽかーん」口唇閉鎖不全症は予防する時代です。

         

「口唇閉鎖不全症」は安静時に口唇が開いている状態を指します。幼少期の食の問題は国民的課題であり、幼少期からの適切な食習慣の獲得が重要です。 食行動に大きく影響する口唇閉鎖不全を検査し、早期に改善すれば小児の健全な発育と、将来のメタボリックシンドロームをはじめとする生活習慣病の予防に繋がります。

さらに口呼吸、鼻閉、気道閉塞、いびき、アレルギーなどの軽症化の可能性も指摘されており、幼少期からの口唇閉鎖に関する簡単かつ客観的な検査は不可欠です。

               
               

そこで口唇閉鎖力検査に使用しているのが、「りっぷるくん」です。検査では、りっぷるボタンを口唇と前歯の間に挟みギュッと唇を閉じてもらいます。 そのボタンに付いた糸をリップルくんで引っ張って、お口からボタンが外れた数値が、口唇閉鎖力として示される仕組みです。 6N(ニュートン)は最低必要な値で、目標は10Nと設定しています。

よねやま歯科では、りっぷるとれーなを使用して、口輪筋を中心とした表情筋を鍛えて、「お口ぽかーん」や様々な症状を予防していきます。がんばって~!!

               

小児歯科の治療内容

小児予防歯科は通常1~3ヶ月毎に来院していただき、歯面清掃、フロッシングをした後、「フッ素塗布」を行って歯質強化・虫歯の予防効果を高めるとともに再石灰化促進をはかります。 また、歯を削ることなく、奥歯などの咬む面の溝を歯科用プラスチックでシールドして虫歯を予防する「シーラント」も行っております。 その他にも、お子様の口腔環境などを拝見させていただき、唾液・プラークなどのPH検査もさせていただく場合もございます。

フッ素塗布

歯にフッ素を塗る方法です。歯科医院で取り扱っているフッ素は市販の歯みがき粉と比較し高濃度のため、予防効果が期待できます。 虫歯の進行を抑え、歯の再石灰化を促します。お一人おひとりに適した予防プランを計画し、3ヵ月毎に来院していただきます。

フッ素塗布の治療の流れ

  • STEP1

    フッ素塗布をする際に歯垢染色剤にて、現在の汚れをご本人や親御さんに確認

  • STEP2

    適切な歯ブラシのご提案、歯磨きの指導、補助的清掃用具のご提案
    (フロス・ご家庭用歯磨剤、フッ素など)

  • STEP3

    ポリッシング

  • STEP4

    フロッシング(フロス)

  • STEP5

    フッ素塗布

シーラント

奥歯などに多い歯の溝へ特殊なプラスチック製の樹脂で埋めて、虫歯になりにくくする予防法です。 歯の溝、特に奥歯の溝には、食べ物のカスなどが溜まりやすいため、シーラントを埋めることで、虫歯になりやすい状態を改善することが可能となります。

生えたての奥歯は溝が深く複雑で歯ブラシが届きにくいため、食べかすやバイ菌がたまりやすい場所です。

シーラント
をすると…

シーラントでバリアー!しかもフッ素配合だから、さらに効果的!

『 シーラントを検討する時期は? 』

  • 3~4歳頃

    乳歯の奥歯が生えてくる時期

  • 5~6歳頃

    第1大臼歯が生えてくる時期

  • 12歳頃

    むし歯になりやすい
    12歳臼歯が生えてくる時期

シーラントの治療の流れ

  • STEP1

    歯の表面の汚れを取る

  • STEP2

    歯を乾燥させる

  • STEP3

    シーラント処置の前準備の薬を塗り、数秒おいて水で洗い、乾燥させる

  • STEP4

    歯の溝にシーラント材を塗る

  • STEP5

    シーラントを固めるために光をあてる